ナショナルトラスト(運動)

 英国にある、ザ・ナショナルトラストという環境保全団体は、美しい自然や景観を永久に守るためにその所有者となって管理をしています。ピーターラビットの生みの親ベアトリクス・ポターが、湖水地方の美しい風景を守るために自分で土地を買い取り、ナショナルトラストにその維持管理を委ねた話は有名です。また、チャーチル首相が生前愛した家のそのままの姿を守るためにナショナルトラストに寄附され、現在はナショナルトラストの会員をはじめ広く一般に公開されています。
 最近では、自然環境・景観・文化財等を守る意識が芽生え、草の根的になって、市民参加などを通じて、管理団体が所有者となって管理したりするような働きかけを【ナショナルトラスト運動】などと呼んでいます。

 日本では、財団法人日本ナショナルトラストという団体が、国民的財産である貴重な自然景観やかけがえのない文化財・歴史的環境を保全し、利活用しながら後生に継承していくことを目標に、英国の環境保全団体であるナショナルトラストを範として1968年12月に設立された公益法人です。市民参加による保護対象の取得・修復・整備・管理・公開などの保護活動を積極的におこなっています。 

日本の有名なナショナルトラスト運動としては、、【鎌倉風致保存会】が有名です。 この運動のきっかけは、昭和39年(1964年)大佛次郎の「破壊される自然」というエッセイでその活動が初めて紹介され、英国のザ・ナショナルトラストを範として昭和43年(1968年)12月に財団法人日本ナショナルトラストの前身である財団法人観光資源保護財団が設立されました。


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