森 の 利 用
江戸八おじさんのコメントは下にあります!
◆野外活動の場としての利用
これまで林業のみに利用されてきた森林は、林業の衰退と平行し、山を管理する人達が大幅に減少し、荒れ果ててしまう山が増えています。これは、もともと育林を必要とする建築用材が主に作られていた森林で、外国用材の輸入により国内材が売れなくなったことに起因しています。そして、これらの森は、手入れがされておらず、単一樹種の森のため、病害虫や災害に弱く、土壌もひ弱なところが多くなっています。
今後は、これらの山持ちの方々と、ここをフィールドに使用したいという方たちがお互いの利益のために協力しあっていくことが大切です。
その意味では、山持ちの方々も、これまでどおりの森林の利用にとどまらず、山づくりのための林業体験場として、またこの場所での他のアウトドア活動の場として、多くの都会の人達に野外活動の場として利用してもらうことで、林業への理解と現状を知ってもらう良い機会と場所を提供することが進められています。
◆木材の利用
木材を利用するにあたって、是非知っておいてほしい木材の特性についておはなししておきます。
1.木材の特性
(1)木材の特徴
金属や石油などと違い、持続的に再生産可能な材料である。(永久リサイクル材)
(2)木材の長所
@美しい材色と木目(自然の風合い、落ち着いた暖かい色)
A加工しやすい。
B軽くて強い。(ハニカム構造)
C熱を伝えにくい。(暖かい感触)
D湿気調節する。
Eショックを和らげる。
F光をマイルドにする。
G肌触りがよい。
H快い香りを持っている。
(3)木材の短所(あえて短所としたもの)
@乾燥により収縮する。
A湿潤な状態では腐りやすい。
B燃えやすい。
※木材の短所について あえて短所としたに過ぎず、@乾燥によって収縮することには、集成材を使用したり長期間ねかせた材を利用することで解消でき、乾燥により収縮するということは、逆をかえせば、水分を取り込み調湿機能があるということでもある。A湿潤な状態では腐りやすいということに対しては、鉄などは錆びてしまうが、木は適材適所で使用すれば金属などよりもずっと長く使用できる。その証拠に正倉院はすでに700年を憂に越えている建築物である。Bの燃えやすいとは書いてあるが、奈良の大仏殿が大火にあったときには、焼けたとはいえ、太い柱は周りだけが炭化し、中心部はそのままの状態で残っていたという。そして、欧米ではログハウスは燃えにくい家屋という認定を受けており、理想の家屋と言われている。
2.木材の組織と構造
@組織・・・・・樹皮−(形成層)−木材部分
A材として・・・辺材−心材−辺材
B針葉樹と広葉樹
1.針葉樹・・・・・仮道管−樹脂間道
2.広葉樹・・・・・道管+木繊維(還孔材、散孔材、放射孔材)3.木材の適材適所の利用
使用用途に応じて、それに合った樹種(木材)を選定し利用することで、木材の持つ長所を最大限に引き出すことができる。そのためには、木材樹種の個々の特徴や性質を知る必要がある。
◆江戸八おじさんのはなし
まあ、木はいいやね。なんたって、神社の社や鳥居、それから御輿だってみーんな木で出来てるんだ、なんでかわかるかぃ? そりゃおめー、神様がくれなさった自然の恵みを使っていろんなもんこさえて、それにむかって「ありがとうございます。」っていう気持ちで使うんだ。そいで長いこと代々受け継いで、そういう気持ちも一緒に受け継ぐことで、感謝の気持ちを持つんだな。
そうそう、おいらだって、でえく(大工の意味)だから、いろんな道具はみんな木で出来てて、造る家も木造の家が一番いいなぁ。あの香りがなんとも、勤労意欲をかき立てて、こうリフレッシュってぇ感じがするんだ。わかるかぃ。